対象者について
知的障害(ちてきしょうがい)
知的障害とは、概ね18歳頃までの発達期に脳に何らかの障害が発生したため、「考えたり、理解したり、感情をコントロールしたり、話したり」する等の知的な能力やコミュニケーションに障害が生じ、社会生活への適応能力に課題を持つ障害です。
知的障害者は、都道府県等より療育手帳(知的障害者福祉手帳)を交付されており、各種の福祉サービスを利用することができます。横浜市では愛の手帳と呼ばれています。
障害福祉サービスの利用にあたっては、手帳の有無を要件としていません。
障害の程度
境界域 | 知能指数は70~85程度。 知的障害者とは認定されない場合が多い。 |
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軽度 | 知能指数は50~70程度。 知的障害者のほとんどがこのカテゴリーに分類される。生理的要因による障害が多く、健康状態は良好であることが多い。 |
中度 | 知能指数は35~50程度。 |
重度 | 知能指数は20~35程度。 大部分に合併症が見られる。 |
最重度 | 知能指数は20以下。 大部分に合併症が見られ、寝たきりの場合もある。一方で、運動機能に問題がない場合、多動などの行為が問題になることがある。 |